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BookNook(2) 用心棒日月抄より

空は晴れ上がって、まぶしい日射しが町と人通りを照らしている。まぶしいが日射しはそれほど暑くなかった。どこかにひと筋ひややかな気配が流れ、建物も道を行く人も白っぽい感じがする。夏が終り、江戸の町を秋が包みこもうとしているようだった。

出典: 藤沢周平 用心棒日月抄(新潮社文庫) 梶川の姪 78頁

続けて、BookNook二作目。BookNookについては、一作目の「鬼平犯科帳より」をご覧ください。
本棚の中に、江戸の町が広がっているイメージ。
池波正太郎が「動」に寄っているのに対し、藤沢周平は「静」のイメージがあります。どちらも大好きな作家です。

BookNook、当初は本棚のレンダリング結果と風景のレンダリング結果を合成しようと思ったのですが、うまく角度を合わせることが難しいので、風景のレンダリング結果を平面ポリに貼って、それを本棚に置いて再度レンダリング、ということをしています。まあ、最終的にはPhotoshopでごちゃごちゃやってますが。

*本棚に並ぶ本は、実際のものを参考にして、本のオブジェクトに自作のテクスチャを貼っています。

Credit: 子連れ狼衣装 hisayan 三軒商家 sugatak(敬称略)

7 comments

  1. 声をかけたら振り向きそうだな。。。
    両側に並ぶ家屋の間の通りというのはよりBookNookっぽいですね。
    しかし並んでる本が渋いw読んだことのあるやつも並んでてうれしくなっちゃいますが。。
    ついリアルを想像してしまいましたが、これ天板の裏側も空の色と合わせて塗ったら逆にBookNookがリアル世界にはみ出してきた感があっておもしろいかも。。

  2. 小説の一節を見事に再現されてますね、本当にそんな感じに見えます。
    本の一節が本棚の中に再現されている、BookNook。
    見ていて楽しいし、ドールハウスとかにプラスアルファした、まだまだ可能性を秘めたジャンルの様です。

  3. 本棚の中の異世界、広い空がいかにも江戸の町ですね。
    なんだかHONEYさんの御宅の本棚をのぞき見してるような錯覚を覚えます。
    さらに風景の各所に「あ、大八車……あ、火の見櫓♪」とHONEYさんの江戸プロップ見つけて悦に入るという、二重にマニアックな楽しみ方をしております。

  4. こちらは(1)の雪の日と対照的な晴天の光景が爽快ですね。
    検索したBookNookを見ていると、わりと狭い空間を再現するボックスジオラマの一種という感じ(←元モデラーの理解の仕方)なので、この作品のような広い空間を再現するのは3D CGならではかも。

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